鉄はいくらで売れる?最新相場と売り方

鉄はいくらで売れるのか、鉄1kgいくらなのか、まずここが気になりますよね。家に余っている鉄くず、現場で出た鉄筋、倉庫に置きっぱなしのH鋼などを見て、これって売れるのかなと考える人はかなり多いです。

鉄くず買取相場は、毎日まったく同じではありません。昨日見た価格と今日の持ち込み価格が違うこともありますし、同じ鉄でも普通鉄、鉄筋、H鋼、鋳鉄、自動車スクラップ、家電スクラップ買取では評価が変わります。

この記事では、鉄1kgいくらの目安、鉄くず買取相場、鉄筋はいくらで売れるのか、H鋼買取価格、鋳鉄スクラップ価格、自動車スクラップ相場、鉄くず持ち込み、鉄くず出張買取、鉄くず身分証まで、売る前に知っておきたいことをまとめます。

価格は地域、品目、重量、付着物、持ち込みか回収かで変わります。ここで紹介する金額はあくまで一般的な目安として読みつつ、実際に売る前には業者の公式サイトや電話で最新価格を確認してください。

記事のポイント

  • 鉄くずの1kg単価の目安
  • 鉄筋やH鋼など品目別の違い
  • 持ち込みと出張買取の注意点
  • 身分証や減額されやすい条件

鉄くず・金属くず Q&A

  • ■ 鉄くずの買取価格はいくらですか?
    → 鉄くず・金属くずの単価は、市況や金属の種類、数量、荷姿(形状)などにより変動します。
  • ■ 個人でも持ち込みできますか?
    → 個人の方でも持ち込み可能です。少量からでも対応しています。
  • ■ 引き取りは可能ですか?
    → 引き取りは可能ですが、距離や搬入条件(トラック進入可否・重機の有無など)により対応できない場合があります。
  • ■ 少量でも引き取りできますか?
    → 可能ですが、引き取り費用が買取金額を上回る場合は、費用が発生する場合があります。
  • ■ 塗装やプラスチック、木材が付いていても大丈夫ですか?
    → 状態によって対応可能です。付着物の種類や量により、単価が変わる場合や処分費用がかかる場合があります。
  • ■ 買取ではなく処分のみは可能ですか?
    → 処分のみも対応可能です。内容や数量により費用が発生する場合があります。
  • ■ 構造物の解体は可能ですか?
    → 対応可能です。内容や現場条件により対応範囲が異なります。
目次

鉄はいくらで売れるか最新相場

  • 1kgいくらの目安
  • 買取相場
  • 鉄筋はいくらで売れる
  • H鋼買取価格
  • 鋳鉄スクラップ価格
  • 自動車スクラップ相場

1kgいくらの目安

2026年4月時点の公開価格ベースでは、一般的な鉄くずは1kgあたり44〜51円前後がひとつの目安です。たとえば100kgなら4,400〜5,100円前後、1tなら44,000〜51,000円前後という計算になります。もちろん、これは全国どこでも必ずこの価格で買い取られるという意味ではありません。鉄スクラップは市況商品なので、地域、需要、輸出価格、為替、電炉メーカーの購入価格、ヤードごとの在庫状況によって変動します。

あなたが実際に売るときに見ておきたいのは、単純な相場だけではなく、自分の鉄がどのグレードに入るかです。きれいな鉄板やH鋼、鉄筋のように扱いやすいものは高めになりやすく、木材、プラスチック、ガラス、保温材、土砂、油分などが混ざった鉄は安くなりやすいです。ここ、かなり大事です。同じ100kgでも、きれいな鉄と混合物だらけの鉄では手取りが変わることがあります。

また、1kg単価を見るときは、税込価格なのか税抜価格なのか、持ち込み価格なのか出張回収後の価格なのかも確認してください。持ち込み価格が48円/kgと表示されていても、回収を頼むと運搬費が差し引かれたり、少量だと回収対象外になったりする場合があります。価格表だけを見て判断すると、思ったより手元に残らないこともあるんですよ。

kg単価とt単価の換算

鉄スクラップの相場は、業界向けには円/t、個人向けの持ち込み価格では円/kgで表示されることが多いです。1tは1,000kgなので、50,000円/tは50円/kgです。逆に48円/kgなら48,000円/tです。この換算に慣れておくと、業者ページや相場情報を見比べるときに混乱しにくくなります。

ざっくり知りたい場合は、普通の鉄くずなら1kgあたり40円台後半を目安に考えると近いかなと思います。ただし、実際の買取価格は品目と状態で変わるので、売る前に写真を送って確認するのが安心です。

重量44円/kgの場合48円/kgの場合51円/kgの場合
10kg440円480円510円
100kg4,400円4,800円5,100円
1,000kg44,000円48,000円51,000円

買取相場

鉄くず買取相場は、全国一律ではありません。東京、大阪、福岡、千葉、広島などでも公開価格に差があり、同じ地域でも業者によって数円/kgの違いが出ます。たった数円と思うかもしれませんが、100kgなら数百円、1tなら数千円の差になります。工場や現場でまとまった量が出る場合は、この差がかなり効いてきますよ。

相場を見るときは、まず普通鉄、上物、混合鉄を分けて考えるのがコツです。普通鉄はもっとも一般的な鉄くずで、鉄板、パイプ、金具、棚、フレームなどが該当することがあります。上物は新断、H鋼、厚板、きれいな鉄筋など、処理しやすく品質がよい鉄です。混合鉄は、異物が多いもの、サイズが不ぞろいなもの、解体や分別の手間がかかるものです。

とくに小口の持ち込みでは、最低重量が30kg以上、50kg以上、100kg以上と決まっていることがあります。少量だと無料引き取りになったり、単価が下がったりするケースもあるので注意してください。また、持ち込んだ鉄が価格表のどの品目に該当するかは、最終的に現物確認で決まることが多いです。自分では鉄屑Aだと思っていても、業者側では混合鉄や級外扱いになることもあります。

鉄くず買取相場を正しく見るには、表示価格、更新日、条件、最低重量、支払い方法、減額条件をセットで見ることが大切です。価格だけ高く見えても、税別だったり、一定重量以上のみだったり、支払いが後日振込だったりすることがあります。逆に少し単価が低くても、即日現金、計量が明確、減額条件がわかりやすい業者の方が安心して売れる場合もあります。

品目目安単価見方注意点
普通の鉄くず44〜51円/kg前後もっとも一般的な中心帯地域と状態で変わる
上物の鋼材50円台半ば前後新断や厚物は高めサイズ条件がある場合あり
混合鉄40円台前半もあり異物や加工手間で下がるダスト引きに注意
鋳物・大型機械30円台になる場合あり切断や分別が必要事前見積もり推奨

相場表の金額は、あなたの手取り額そのものではありません。持ち込みなら比較的近い金額になりやすいですが、出張回収や大型物の撤去では、運搬費、作業費、切断費などが差し引かれることがあります。

鉄筋はいくらで売れる

鉄筋は、普通の雑鉄よりも条件がよければ高めに評価されることがあります。目安としては40〜45円/kg前後で見ておくとよいです。鉄筋は建築現場や解体現場でまとまって出やすく、鉄スクラップとしても比較的わかりやすい品目です。ただし、鉄筋なら何でも同じ価格というわけではありません。

業者が見ているポイントは、長さ、曲がり、付着物、混ざりもの、数量です。短くそろっていて、コンクリートや木材がほとんど付いていない鉄筋は扱いやすいため、評価が安定しやすいです。逆に、長すぎる鉄筋、複雑に曲がった鉄筋、コンクリートが大量に付いた鉄筋、土砂まみれの鉄筋は、加工や分別が必要になるため減額されやすくなります。

業者によっては、長さ1200mm以下などの条件で上級扱いにすることがあります。このような条件を満たすと、普通の混合鉄よりも高い単価がつく可能性があります。現場で切断できる場合は、無理のない範囲でサイズをそろえておくとよいです。ただし、安全が最優先です。鉄筋の切断は火花やケガのリスクもあるので、慣れていない人が無理に作業するのはおすすめしません。

鉄筋を売る前の確認ポイント

鉄筋を売る前には、まず全体の量をざっくり把握しましょう。軽トラ1台分なのか、数十kgなのか、数tあるのかで、持ち込みがよいか出張回収がよいか変わります。次に、コンクリート、木片、番線、プラスチック、泥などがどれくらい付いているかを見ます。可能なら写真を撮って業者に送ると、持ち込んだ後の認識違いを減らせます。

鉄筋を高く売りたいなら、できる範囲で長さをそろえ、コンクリートや木くずを外しておくのがコツです。ここをやるだけで、混合物扱いを避けられる可能性があります。

鉄筋は、現場でまとまった量が出るほど交渉しやすい品目です。複数の業者に、品目、量、場所、搬出条件を伝えて見積もりを取ると、相場感をつかみやすいですよ。

H鋼買取価格

H鋼は、厚みがあり再利用や処理がしやすいものほど高くなりやすい品目です。公開価格では、H鋼や鉄屑Aとして45〜50円/kg前後の例が見られます。状態がよく、サイズが扱いやすく、異物が少ないH鋼であれば、普通の混合鉄よりも高く評価されることがあります。

H鋼の買取価格で大事なのは、厚みと状態です。しっかりした厚物で、余計な付着物が少なく、そのまま計量して出荷しやすいものは評価が安定しやすいです。一方で、塗装、錆、ボルト、コンクリート、木材、保温材、プラスチック、配線などが多く付いているものは、減額やダスト引きの対象になることがあります。見た目は大きな鉄でも、付着物が多いと手取りは下がるんですよ。

また、H鋼は重量が大きいので、単価差の影響が大きくなります。たとえば1,000kgある場合、45円/kgなら45,000円、50円/kgなら50,000円です。5円/kgの差でも5,000円変わります。倉庫整理や解体現場などでまとまったH鋼があるなら、1社だけで決めず、複数業者に問い合わせる価値があります。

持ち込みと回収で手取りが変わる

H鋼を自分で持ち込めるなら、持ち込み価格に近い金額になりやすいです。ただし、H鋼は重くて長いものが多いため、積み込みや運搬には安全対策が必要です。無理に軽トラへ積むと、過積載や落下の危険があります。大きなH鋼は、業者の出張回収やユニック車、重機対応が必要になることもあります。

H鋼は重いので金額も大きくなりやすいですが、搬出費や切断費がかかると手取りが下がります。出張回収を使う場合は、運搬費込みの見積もりかどうかを必ず確認してください。

見積もり時には、長さ、本数、だいたいの厚み、保管場所、トラックが入れるか、積み込み機械があるかを伝えるとスムーズです。写真を送るだけでも、業者側はかなり判断しやすくなります。H鋼は高く売れる可能性がある反面、搬出条件で金額が変わりやすいので、事前確認がとても大切です。

鋳鉄スクラップ価格

鋳鉄や鋳物は、鉄だから高いとは限りません。大型鋳物や機械くずは、切断、分別、加工の手間がかかるため、普通鉄より安くなることがあります。目安としては29〜40円/kg前後で見られることが多く、形状や状態によって差が出ます。ここ、少しわかりにくいですよね。

鋳鉄は、マンホール、機械部品、エンジン部品、ポンプ、鋳物製の台座、工作機械の一部などに使われることがあります。重さはあるのですが、割れやすかったり、他の金属や油分が混ざっていたり、分解が必要だったりするため、普通鉄とは別の評価になることがあります。特に大型機械や産業機械の一部は、鉄だけでなくモーター、配線、油、ゴム、樹脂、非鉄部品が混ざるため、現物確認が重要です。

一方で、銑ダライ粉や切粉のように加工くずとして別扱いされるものは、40円台以上になることもあります。これは、鋳物本体とは別に、加工工程で出た金属くずとして評価されるためです。ただし、切粉は油分や水分を含むことがあり、保管状態によって減額される場合もあります。濡れている、異物が混ざっている、鉄以外の粉が混じっていると、思ったより価格が伸びないことがあります。

鋳鉄は写真査定がかなり有効

鋳物を売るときは、写真を送って事前査定してもらうのがおすすめです。現物を持ち込んでから思ったより安いと、ちょっとがっかりしますからね。写真では、全体像、付着物、割れ、油汚れ、サイズ感、積み込み状況がわかるように撮るとよいです。大型機械の場合は、銘板やモーター部分、配線部分も撮っておくと、業者が判断しやすくなります。

鋳鉄や機械くずは、単純なkg単価だけで比較しにくい品目です。分解して非鉄を分けられるものは、鉄と非鉄を分けた方が総額が上がる場合もあります。

ただし、分解作業には工具や知識が必要です。油が残っている機械、重量物、高所にあるもの、電源が関係するものは危険もあります。無理に自分で解体せず、専門業者に相談した方が安全です。売却額を上げることも大切ですが、ケガや事故を避けることが最優先ですよ。

自動車スクラップ相場

自動車スクラップ相場は、鉄の重量だけでは決まりません。車体の鉄、アルミ、銅線、触媒、部品再販価値、廃車手続きの有無が関係します。鉄スクラップとしての目安は43〜54.5円/kg前後で見られることがありますが、丸ごとの廃車は別物として考えた方が安全です。

自動車には、ボディの鉄だけでなく、アルミホイール、ラジエーター、ハーネス、モーター、バッテリー、触媒など、価値のある部品が含まれています。そのため、同じ重量の車でも、車種、年式、部品の有無、事故歴、エンジンの状態、輸出需要によって査定額が変わります。鉄の相場が高くても、手続き費用や引き取り条件によって手取りが変わることもあります。

また、自動車をスクラップにする場合は、単に鉄として売るだけでなく、廃車手続きが絡みます。普通車なら一時抹消登録や永久抹消登録、軽自動車なら解体返納など、状況に応じて必要な手続きが変わります。ナンバープレート、車検証、本人確認書類、リサイクル券、移動報告番号などが関係することもあります。

廃車は鉄くずとは分けて考える

よくある勘違いが、車の重量に鉄単価を掛ければ廃車価格になるという考え方です。たしかに車体には鉄が多く含まれていますが、廃車買取では、車の状態、部品取りの価値、解体費、運搬費、手続き代行の有無が加わります。だから、鉄くず1kgの相場だけで廃車の価値を判断するのは少し危ないです。

登録車や軽自動車を廃車にする場合は、車検証、ナンバープレート、本人確認書類、移動報告番号などが必要になることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

自動車スクラップを売るときは、鉄スクラップ業者、解体業者、廃車買取業者のどこに依頼するかで流れが変わります。価格だけでなく、手続きの説明が明確か、引き取り費用がかかるか、抹消登録まで対応するか、還付金の扱いがどうなるかも確認してください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

鉄はいくらで売れるか高く売る方法

  • 家電スクラップ買取
  • 鉄くず持ち込み
  • 鉄くず出張買取
  • 身分証
  • 鉄をいくらで売れるか総まとめ

家電スクラップ買取

家電スクラップ買取は、鉄くずとは別に考える必要があります。小型家電雑品は15〜25円/kg前後が目安になることがありますが、エアコン、給湯器、基板などは非鉄金属が多いため高くなるケースがあります。家電は鉄だけでできているわけではなく、銅、アルミ、ステンレス、基板、モーター、配線などが含まれるため、品目ごとに評価が大きく変わります。

たとえば、エアコンは銅管やアルミフィンが多く含まれるため、単なる雑品より高めに評価されることがあります。給湯器も銅や真鍮などの非鉄が含まれるため、鉄くずより高くなる場合があります。基板類も、種類によっては高単価になることがあります。一方で、単なる小型家電の混合物は、分別や処理の手間がかかるため、鉄くずより低い単価になることがあります。

ただし、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機、家庭用エアコンは家電リサイクル法の対象です。通常の鉄スクラップとして自由に売れるものではないため、処分方法を確認しましょう。制度の対象品目や処分方法については、経済産業省の案内も確認しておくと安心です(出典:経済産業省「家電リサイクル法」)。

家電は売れるものと処分が必要なものを分ける

家電スクラップで大切なのは、売れるものと、リサイクルルートに乗せるべきものを分けることです。小型家電、業務用機器、給湯器、エアコン部材、基板、モーターなどは買取対象になることがありますが、家電4品目は通常のスクラップ買取とは扱いが異なります。ここを間違えると、持ち込んでも受け付けてもらえないことがあります。

家電4品目は、買取ではなく適正処分が必要になる場合があります。最終的な判断は自治体、家電リサイクル券センター、専門業者にご相談ください。

また、家電を分解して売ろうとする人もいますが、冷媒、電源部、バッテリー、鋭利な部品などが関係する場合があり危険です。特にエアコンや冷蔵庫は、素人判断で分解しない方が安全です。売却額を上げたい気持ちはわかりますが、まずは安全と法令順守を優先しましょう。

鉄くず持ち込み

鉄くず持ち込みは、個人や小規模事業者にとって一番わかりやすい売り方です。自分でヤードに運べるなら、出張費や運搬費が差し引かれにくく、単価も比較的有利になりやすいです。少量の鉄くず、倉庫整理で出た金属棚、古い工具、鉄パイプ、鉄板、鉄筋などを売るなら、まず持ち込みを検討するとよいかなと思います。

持ち込む前には、営業時間、受付終了時間、最低重量、支払い方法、必要書類を確認しておきましょう。軽トラで行く場合は、積み下ろしのルールも見ておくと安心です。業者によっては予約不要で受け付けてくれるところもありますが、初めてなら電話や問い合わせフォームで確認してから行く方がスムーズです。

高く売るコツは、鉄だけでまとめること、木やプラスチックを外すこと、中身の残った缶や危険物を混ぜないことです。たとえば、鉄パイプに木材が付いたまま、鉄棚にガラスが付いたまま、機械に油やゴムが残ったままだと、減額や受け入れ不可になることがあります。面倒に感じるかもしれませんが、分別はかなり効きます。

持ち込み当日の流れ

一般的な流れとしては、受付、車両ごとの計量、荷下ろし、再計量、重量確定、検品、価格確定、支払いという順番になります。大きなヤードではトラックスケールで車ごと計量し、荷下ろし後にもう一度計量して差し引き重量を出すことがあります。小口の場合は台秤で計ることもあります。

持ち込み前に写真を送って、品目名とおおよその単価を確認しておくと安心です。現地で思っていた品目と違うと言われるリスクを減らせます。

確認項目見るポイント理由
営業時間受付終了時刻まで確認計量や荷下ろしに時間がかかるため
最低重量30kg以上などの条件少量だと単価が変わる場合があるため
支払い方法現金か振込か法人取引では締め払いもあるため
必要書類身分証や法人書類本人確認が必要な場合があるため

鉄くず出張買取

鉄くず出張買取は、工場、解体現場、大量の重量物がある場合に向いています。自分で運べない量なら便利ですが、運搬費、作業費、切断費が差し引かれることがあります。特にH鋼、大型機械、鋳物、長尺物、現場発生材などは、持ち込みより出張回収の方が現実的なことも多いです。

ただし、少量の鉄くずだと、出張買取ではなく無料回収や有料処分になる可能性もあります。ここは事前に確認しておきたいところです。業者としても、車両、人件費、燃料費、積み込み時間がかかるため、ある程度の量がないと採算が合わない場合があります。あなたの手元にある鉄が数kg〜数十kg程度なら、持ち込みの方が向いているかもしれません。

出張買取で重要なのは、現場条件です。鉄の量が多くても、車両が入れない、積み込み機械がない、階段作業が必要、切断しないと搬出できない、周辺道路が狭いといった条件があると、費用がかかりやすくなります。逆に、車両が横付けできて、フォークリフトや重機があり、鉄がひとまとめになっていれば、回収はスムーズです。

見積もりで伝えるべきこと

出張買取を依頼するときは、写真、品目、だいたいの重量、搬出場所、車両が入れるかを伝えると見積もりがスムーズです。写真は、全体、近くから見た状態、付着物、積み込み場所、搬出経路がわかるように複数枚あるとよいです。現場案件なら、作業可能な日時や立ち会いの有無も伝えておきましょう。

出張買取を依頼するときは、写真、品目、だいたいの重量、搬出場所、車両が入れるかを伝えると見積もりがスムーズです。価格だけでなく、運搬費や作業費が差し引かれるかも必ず確認しましょう。

また、有価物として買い取れるのか、廃棄物処理として扱う必要があるのかも大切です。特に事業所や工場から出るものは、品目や状態によって許可や処理ルートが関係する場合があります。費用、法律、安全に関わる部分なので、最終的な判断は専門家にご相談ください。

身分証

鉄くずを売るときは、本人確認が必要になることがあります。個人なら運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの顔写真付き身分証を求められるケースが一般的です。最近は金属盗難への対策もあり、以前より確認がしっかりしている業者も増えています。初めて持ち込む人は、身分証を忘れずに持っていきましょう。

法人の場合は、登記事項証明書、印鑑証明書、担当者の本人確認書類などが必要になることがあります。会社として継続的に売却する場合は、支払い方法、締め日、振込先、取引条件を事前に決めることもあります。個人の持ち込みと法人取引では、必要な情報が少し変わるので注意してください。

身分証が必要な理由は、単なる事務手続きではありません。鉄、銅、アルミ、電線、グレーチング、マンホール蓋などの金属は盗難リスクがあるため、誰が、いつ、何を売ったのかを記録する必要がある場合があります。業者側が本人確認や記録を求めるのは、適正な取引を守るためでもあります。

持参しておくと安心なもの

個人なら、顔写真付きの本人確認書類、住所が確認できるもの、銀行振込の場合の口座情報を用意しておくと安心です。法人なら、会社情報、担当者の身分証、名刺、必要に応じて登記事項証明書や印鑑証明書を確認しておくとスムーズです。業者によって必要書類は異なるため、事前確認がいちばん確実です。

法律や手続きに関わる部分は地域や業者によって異なります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

また、身分証があれば何でも売れるわけではありません。出どころが不明な金属、公共物に見えるもの、危険物が混ざったもの、内容物が残った缶類、法令上の処理が必要なものは、買取不可になることがあります。怪しいものを持ち込まない、説明できないものは売らない。この基本を守ることが大切です。

鉄をいくらで売れるか総まとめ

鉄はいくらで売れるかを一言でいうと、2026年4月時点の公開価格では、一般的な鉄くずは1kgあたり44〜51円前後が目安です。上物の鋼材や新断は50円台半ば、鋳物や家電雑品、混合物はそれより下がることがあります。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

実際の手取りは、相場だけで決まりません。品目、地域、重量、付着物、持ち込みか出張か、本人確認や法定手続きの有無で変わります。普通鉄、鉄筋、H鋼、鋳鉄、自動車スクラップ、家電スクラップでは見られるポイントが違います。だからこそ、まず自分の鉄がどの品目に近いのかを整理することが大切です。

高く売りたいなら、鉄とそれ以外を分ける、付着物を外す、複数業者の価格を見る、公式サイトで最新価格を確認する。この4つを押さえておくと、損しにくいかなと思います。特に、木材、プラスチック、ガラス、コンクリート、油、土砂などが混ざっていると減額されやすいので、無理のない範囲で分別しておきましょう。

鉄を売る前の最終チェック

  • 1kg単価だけでなく、持ち込み条件も確認する
  • 鉄筋やH鋼はサイズと付着物を確認する
  • 家電や廃車は通常の鉄くずと分けて考える
  • 身分証や必要書類を事前に用意する
  • 最終価格は必ず業者の最新情報で確認する

スクラップ研究所では、金属ごとの売り方や相場の見方も整理しています。銅やアルミも一緒にある場合は、鉄と混ぜずに分けて査定してもらうと、より納得しやすい買取につながります。

最後にもう一度だけ。費用、法律、安全に関わる判断は、状況によって正解が変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

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